葬儀に関する疑問の中に「なぜ戒名料が必要なのか」「戒名料の意味は不明」というものがあります。戒名とは得度受戒によってつけられる仏教徒としての名前です。菩提寺に対して檀家としてどうあったか、お寺に対する貢献度や実績を考慮してつけられるべきものなのです。例えば位が高いといわれている院号、居士号、大姉号、など本来はお寺への貢献度からつけられるべきものなのです。しかし良い戒名をつけたからあの世で特別な待遇や扱いをつけることはありません。また仏教の教義にこのような差別はありません。りっぱな戒名はステータスだと思い込んでいる人もいて、高い位の戒名をつけて欲しいと希望する人もいます。お寺では「特にお寺に貢献していない人に遺族がこのような希望をするときは、戒名料を頂いて院号、居士号、大姉号、などつけることもある。」と聞いております。戒名に関する理解不足が料金に対する不満にもつながっていると思われます。